富士通ゼネラル、猛暑でエアコン販売4割増 7月下旬までの1カ月

 富士通ゼネラルは25日までに、猛暑の影響により7月下旬までの1カ月間で家庭用エアコンの販売台数が前年同期に比べ約4割増えたことを明らかにした。庭山弘副社長が2018年4~6月期決算発表の席上で説明した。

 4、5月の販売が苦戦したことで、4~6月期の国内の空調機部門は前年同期比5%の減収となったが、4~9月期の売上高は猛暑を受けて7%増の355億円を見込んだ。

 富士通ゼネラルは空調機の全てを中国・上海とタイで生産。両拠点で同様の製品を造れるようにタイ工場の増強を進めており、庭山氏は「(米国と中国の貿易摩擦の)リスクヘッジにもなる」と語った。