京セラ アクアリウム向けLED照明、独自技術で自然光を再現

京セラが8月中旬に発売するアクアリウム向けのLED照明=26日、東京都千代田区
京セラが8月中旬に発売するアクアリウム向けのLED照明=26日、東京都千代田区【拡大】

 京セラは26日、水生生物を飼育する水槽(アクアリウム)向けのLED照明「アクアリウムLED照明」を8月中旬から発売すると発表した。紫色のLEDと赤緑青の蛍光体を使って光を生み出す同社独自の技術を採用し、自然光に近い光を実現したのが特徴となる。価格は10万円程度。個人の観賞用などの需要を取り込んで、2020年度に10億円の売上高を目指す。

 京セラによれば、自然光に近い光を発する水槽向けのLED照明は世界初という。サンゴや水草の育成に適しているといい、地上と海中の太陽光に近い光を生み出す3種類と観賞用の合計4種類をそろえた。東京都と千葉県、神奈川県、愛知県、大阪府のアクアリウム専門店6店で販売する。

 京セラ調べではアクアリウム向け照明の国内市場は約10億円なのに対し、海外は800億円規模に上っており、海外での販売も検討する。京セラは、今回の水槽向け照明器具の商用化を足掛かりに、年内には水族館と動物園向けの大型照明も投入する。LED照明ではこのほか、自動車や医療、美術館、高級住宅家具向けなどにも用途を広げて、23年度に100億円事業に育成したい考えだ。