串カツ田中、土日は正午から開店などの営業時間変更　８月から深夜も１時間短縮

　大手居酒屋チェーンの串カツ田中ホールディングス（ＨＤ）は２７日、昼食や昼飲み需要への対応を進めるため、土日、祝日の開店時間を２時間早めるなどの営業時間変更を８月から７６店舗で実施すると発表した。　土日、祝日はこれまで、現在午後２時開店が一般的だったが、これを正午開店とし、開店を２時間早くする。昼食での利用や昼飲みだけでなく、昼間のママ会などの潜在需要を掘り起こしたいとしている。

　同社は、６月からほぼ全店を全面禁煙にした。全面禁煙以降、客層シフトが強まり、深夜時間帯の来店客数が減少している。このため、これまで平日、週末ともに午前２時閉店だったのを、午前１時に早める。

　客数の少ない時間帯の営業をやめることで深夜労働を減らし「働き方改革」につなげる。同社は、今後の状況を分析し、収益面でプラスとなれば、営業時間変更店舗を拡大する方針だ。