米ビッグ3が業績下方修正 トランプ関税に加え悪材料…そろって苦境 (1/2ページ)

 米自動車大手3社の決算が25日、出そろった。ゼネラル・モーターズ(GM)はトランプ米政権による鉄鋼・アルミニウム輸入関税導入に伴う原材料費の上昇などを理由に2018年の業績予想を下方修正。フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は中国販売の不振で、18年売上高見通しを下方修正した。また、フォード・モーターが、最長5年で110億ドル(約1兆2180億円)の事業再編費用を計上すると発表。255億ドルのコストを数年で削減する計画を明らかにして、既に苦戦中の同社にはアナリストから厳しい質問が相次ぎ、株価は下落した。

 米欧3大自動車メーカーに1日でこれほど悪材料が相次いだのは、金融危機以来初めてだろう。もちろん、3社ともに利益を出しているほか、09年当時のように存続が危ぶまれるような状況では全くない。

 それでも決算発表が一段とネガティブに受け止められたのは、米自動車市場が堅調で、米経済も順調、中国の自動車市場が拡大する中でさえない業績と見通し下方修正が相次いだためだ。

 コンシューマー・エッジ・リサーチの自動車株アナリスト、ジェームズ・アルバータイン氏は「このような四半期になるとは驚きだ。活路を見いだそうとすると必ず、さらなる問題が見つかる」と述べた。

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