TDK、車載部品強化へ戸田工業と提携

 TDKは30日、磁性材料メーカーの戸田工業と資本業務提携すると発表した。TDKが注力する車載用電子部品などに最適な材料開発を強化するのが狙い。戸田工業の発行済み株式の約22%を保有する伊藤忠商事から、来年1月に全株を取得。TDKは25%強を保有する筆頭株主となり、持分法適用会社とする。株式の取得額は非開示だが、約40億円とみられる。

 提携に関し、TDKの山西哲司常務執行役員は同日の決算会見で「川上の素材から開発し、部品の競争力を強化する」と述べた。

 一方、TDKの2018年4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比18.5%増の3430億円、営業利益は53.1%増の254億円、最終利益は47.9%増の161億円だった。自動車の電動化を背景に、車載コンデンサーを含む受動部品事業の営業利益が約36%増の140億円と大幅に伸びた。通期の最終利益予想は据え置いた。