日本郵船 4~6月期決算は赤字日本貨物航空の運航停止で

 海運最大手の日本郵船が31日発表した平成30年4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比10・9%減の4648億円で、最終損益も45億円の赤字(同53億円の黒字)に転落した。子会社の日本貨物航空(NCA)が国土交通省から事業改善命令などを受けて大幅な運航停止に陥っていることに加え、定期コンテナ船事業を持分法適用会社ONEへ分割したことによる事業終了コストが当初想定よりも膨らんだことで収益を悪化させた。

 NCAは6月17日に保有する航空機11機の運航を停止、現在は2機のみが稼働している。残る9機も安全性確認後に順次再開する方針だ。しかし、航空運送事業は「年間を通して運航停止の影響は避けられない」(宮本教子常務経営委員)として、通期の同事業の売上高は従来予想(4月27日公表)1010億円から630億円へ下方修正した。31年3月期通期業績予想も連結売上高が従来予想比2.2%減の1兆7650億円、最終利益も同58・6%減120億円へ引き下げている。

 1株当たりの配当金予想について、日本郵船は31日に年間40円から20円へと下方修正した。