国産二輪で世界最速に挑戦! 「スーパーミニマムチャレンジ」始動 (1/2ページ)

プロジェクトリーダーの近兼拓史氏(手前右)とメンバーら
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 日本の中小企業各社の技術力を結集し、排気量50cc二輪車の世界最速記録達成を目指すプロジェクトが始動した。ホンダの「スーパーカブ」を改良し、米国の自動車競技会で記録更新に挑戦する。プロジェクトリーダーでレーサーの近兼拓史氏は「日本のものづくり技術で世界一に挑みたい」と意気込みを語っている。

 近兼氏が発起人となり「スーパーミニマムチャレンジ」としてプロジェクトチームを立ち上げた。製造業のマッチングサイトを運営するNCネットワーク(東京都台東区)が事務局を務め、切削工具メーカーの日進工具(同品川区)がメインスポンサーとなった。このほか、日本屈指の加工技術を持つ町工場など全29社が参加している。

 挑むのは米国で100年以上続く世界最速の二輪車を決める競技会。50ccから3000ccまで、各部門別に記録を公認している。プロジェクトでは、このうち50cc以下の「ストリームライナー」というロケット型の車両部門に出場する。

 まず、今年は前哨戦として、来月開かれる大会へ参加。第1号機は「スーパーカブ」の125ccをベースにスピードが出やすいよう、空気抵抗が小さくなる流線形の外装にする。全長2.085メートル、最大車高1.023メートル、最大車幅52.7センチで車体重量は90キロ。実験を兼ねてデータ収集のため走行する。

日本の技術力で挑戦