【経済インサイド】ジャガー、ポルシェ…「名門」続々参入 “超高級EV”誕生へ (4/4ページ)

ポルシェの電気自動車(EV)「タイカン」。名門ブランドによるEV投入は、市場の動向を大きく左右しそうだ
ポルシェの電気自動車(EV)「タイカン」。名門ブランドによるEV投入は、市場の動向を大きく左右しそうだ【拡大】

  • 電気自動車に参入する戦略について説明するポルシェジャパンの七五木敏幸社長=5月、東京都渋谷区
  • ジャガー初の電気自動車「I-PACE(アイ・ペイス)」。1回のフル充電で走行できる距離は480キロ

 課題もある。ジャガーやポルシェは、現行のエンジン車でも十分な加速性能を持ち、車内も静かだ。両ブランドのエンジン車を評価してきた顧客に対し、EVでどんな新しい価値を提供できるかが問われる。七五三木氏は、ポルシェのエンジン音に愛着があるファンが多いことを念頭に、「皆さんが一番心配しているのは『音』。ポルシェ好きの人にアピールできるものにできるかだ」と強調。エンジン車で培ったブランド力をEVにつなげられるか-。(高橋寛次)

 ■電動車 電気自動車(EV)や水素で走る燃料電池車など、電気モーターを搭載した自動車。エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド車(PHV)も含まれる。走行時の二酸化炭素排出量がガソリン車と比べ少ないなど環境性能に優れている。中国や欧米などでEVを中心に電動車への移行を促す規制が加速し、メーカーが対応を急いでいる。