シャープ、白物家電の国内生産に幕 冷蔵庫海外移転、テレビも集約 (1/2ページ)

シャープ冷蔵庫60年の歩み
シャープ冷蔵庫60年の歩み【拡大】

 シャープは3日、冷蔵庫を生産する八尾工場(大阪府八尾市)の稼働を来年9月までに止め、白物家電の国内生産から撤退すると発表した。親会社の鴻海精密工業の拠点を活用できる海外生産に切り替えコスト競争力を高める。

 白物家電については国内は商品企画や研究開発に専念する。栃木工場(栃木県矢板市)での液晶テレビの生産も今年中に取りやめる。

■八尾、栃木の拠点縮小

 シャープは鴻海グループ出身の戴正呉会長兼社長が徹底したコスト削減などの経営改革を進めている。海外事業の強化も掲げており、白物家電も市場の成長が見込めるアジア地域に拠点を移し、国内生産の歴史に幕を下ろすことを決めた。2工場の雇用は配置転換などで維持する。

 八尾工場は昭和34(1959)年に操業を開始し、洗濯機など白物家電の生産や開発を担ってきた。エアコンや電子レンジなどが海外生産に移管されるなか、輸送コストの高い冷蔵庫だけは国内で年数十万台の生産を続けていた。

 事業を取りまとめる本部機能や研究開発、業務用照明の生産は継続する。

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