変節グーグル、中国迎合 百八十度転換 再進出へ検閲対応アプリ準備 (1/3ページ)

北京市内にあったグーグル中国拠点の本社。中国共産党に屈し中国市場への再参入を目指すとみられている=2010年1月19日(ブルームバーグ)
北京市内にあったグーグル中国拠点の本社。中国共産党に屈し中国市場への再参入を目指すとみられている=2010年1月19日(ブルームバーグ)【拡大】

 米インターネット検索大手グーグルが、2010年に撤退した中国市場への復帰を目指し、中国共産党政権の検閲に対応した検索サービスの準備を進めていることが、複数の関係者の話で明らかになった。百八十度の方針転換で、中国共産党にとっては勝利となる。

 党幹部と会談機に

 この計画には「ドラゴンフライ(トンボ)」のコードネームが付けられており、同社が中国への復帰を目指す選択肢の一つだ。ただ、投入のタイミングは未定だという。

 米ニュースサイト、ジ・インターセプトの報道によると、グーグルは17年春からドラゴンフライに取り組んでおり、検閲済みバージョンの検索アプリを中国当局者に実際に見せた。アプリの最終版は6~9カ月で投入される可能性があるという。

 グーグルは「中国では『グーグル翻訳』など多くの携帯向けアプリを提供し、JDドットコムなど中国企業への投資も行っているが、将来の事業計画についての観測にはコメントしない」との声明を発表した。

 ジ・インターセプトによるとグーグルは昨年12月、ピチャイ最高経営責任者(CEO)が中国共産党でイデオロギー・宣伝部門の最高責任者を務める王滬寧・政治局常務委員と会談したのを機に検閲対応サービス開発を加速したという。

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