トヨタ いすゞ株売却、資本提携を解消

 トヨタ自動車といすゞ自動車は3日、資本提携を解消すると発表した。トヨタが5.89%を保有するいすゞの全株式を売却する。両社は2006年11月に資本提携したが、目立った成果が得られず提携効果が薄いと判断した。

 いすゞの瀬戸貢一常務執行役員は3日、東京都内で記者会見し、提携解消の理由について「(トヨタとの協業が)資本関係に見合う大きさになり得ていない」と説明した。いすゞがトヨタ保有株を最大800億円で買い取る方向で調整しているという。

 いすゞは今後、電動化や自動運転などの次世代技術分野で「良好な関係を維持したい」としている。

 両社は資本提携後、小型ディーゼルエンジンの共同開発などで協業を検討してきた。しかし市場環境の変化で、共同開発エンジンを使った車両の開発計画を09年に中止した。