アップル大台、市場は冷淡 時価総額1兆ドル超も株価評価は低調 (1/2ページ)

米アップルの株価を映し出す大型モニターの前で働くナスダックの従業員ら=ニューヨーク(ブルームバーグ)
米アップルの株価を映し出す大型モニターの前で働くナスダックの従業員ら=ニューヨーク(ブルームバーグ)【拡大】

 米アップルの株式時価総額が2日、米上場企業として初めて1兆ドル(約111兆7000億円)を突破した。故スティーブ・ジョブズ氏が約40年前にシリコンバレーにある実家のガレージで創業した同社はその後、コンピューターや音楽、モバイル通信の世界に次々と革命を起こし、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の大ヒットなどが企業価値を大きく押し上げた。

 本来2兆ドルに匹敵も

 アップル株は2日の米株式市場で前日比2.9%高の207.39ドルで取引を終えた。米国外の企業では、中国の石油大手、中国石油(ペトロチャイナ)が2007年に1兆ドルの大台を短期的に上回ったが、その後は金融危機の影響で原油価格が急落したため同社の時価総額も急速にしぼんだ。

 他の大型テクノロジー株はアップルに大きく後れを取っているわけではない。「FAANG」と呼ばれる大型テクノロジー株の一角であるアマゾン・コムは1兆ドルまであと約1050億ドルの水準で、大台乗せが視野に入る。

 米企業として初めて時価総額を13桁に乗せたアップルだが、市場関係者の一部からは「フェイスブックやアルファベットなどの他の人気テクノロジー株と比べて高く評価されていない」との声も上がる。株価評価などの重要な側面では違いがあるが、相対的にみてアップルの業績は同類の大型テクノロジー株ほど評価されていない。

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