EC商品を自動撮影 高品質、画像編集も簡単 オービットブイユージャパン・鳴海社長に聞く (1/3ページ)

オービットブイユージャパンの鳴海千尋社長
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 撮影の自動化「フォトオートメーション」を推進する事業を展開するアポロクリエイトホールディングス(東京都品川区)傘下のオービットブイユージャパンは今春、自動撮影システムの世界トップ企業、ORBITVU(オービットブイユー、ポーランド)の「アルファシリーズ」の販売に乗り出した。電子商取引(EC)ビジネスにとって欠かせない商品撮影ではプロカメラマン並みの能力を発揮するほか、高度な専門スキルを必要とする画像編集も簡単にこなす。鳴海千尋社長は「商品力は他社製より圧倒的に強く、自信を持って薦められる」といい、今年度の売り上げ目標を前年度比約7割増の6億円に設定した。

 --強気の目標を掲げる理由は

 「これまでプロカメラマンに外注して専用スタジオで撮影した作業が、社内のパートやアルバイトでも対応できるのが魅力で、画像の品質や処理速度の速さを知った顧客の反応が今までと違う。色の再現性は太陽光の元での撮影と同レベルで、『本物と変わらない』と驚く。照明は写真スタジオのような高出力の照明システムで、6つの独立したLEDパネルは専用ソフトでコントロール、ノイズのないシャープな色合いの商品画像を撮影できる。品質重視の顧客からはその場で『欲しい』といわれるほどだ」

10~20分かかる切り抜き作業、わずか4秒で