宿坊運営で寺院ならではの体験、日本の伝統を世界に シェアウィング魅力発信中 (1/2ページ)

寺院でヨガを行う体験者たち。宿泊だけでなくさまざまな体験プログラムを用意している
寺院でヨガを行う体験者たち。宿泊だけでなくさまざまな体験プログラムを用意している【拡大】

 東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年に、政府は外国人観光客を年間4000万人迎え入れる目標を掲げている。シェアウィングは、寺院での宿泊や文化体験を通じて、日本の伝統の魅力を世界に向けて発信している。雲林院奈央子社長は「行政や自治体とも連携して、各地の寺社を起点とした地方創生に貢献したい」と話す。

 寺院ならではの体験

 「飛騨の小京都」と呼ばれる岐阜県高山市。日本の原風景を残す街として紹介されることから、全国各地から観光客が訪れている。世界的に有名なミシュランガイドでも紹介され、近年では外国人にも知られるようになった。

 シェアウィングは高山善光寺の宿坊「TEMPLE HOTEL 高山善光寺」を昨年7月、オープンした。これまで欧米系の個人観光客を中心に約3000人が訪れている。

 同寺は以前から宿坊を経営していたが、シェアウィングが業務委託を受けてリニューアルした。宿泊者向けに寺院ならではの勤行、座禅、写経のほか、着物の着付けやヨガ、人力車ツアーといったプログラムを用意している。

 「訪日客に日本の良さを知ってもらいたい」との狙いは当たり、早くもリピーターを獲得。4~10月の間は稼働率が9割に達している。

「寺社には日本の伝統的な美徳が息づいている」