グーグル、中国でクラウド テンセントなど3社と提携交渉 (1/2ページ)

今年7月、グーグルのクラウド事業部門が米サンフランシスコで開催した年次イベントであいさつする同事業部門のダイアン・グリーンCEO(ブルームバーグ)
今年7月、グーグルのクラウド事業部門が米サンフランシスコで開催した年次イベントであいさつする同事業部門のダイアン・グリーンCEO(ブルームバーグ)【拡大】

 米アルファベット傘下グーグルは中国本土でクラウドサービスを提供するため、テンセント・ホールディングスやインスパー・グループなどの中国企業と交渉している。複数の関係者が明らかにした。

 中国のプロバイダーが提供するデータセンターやサーバーを通じて「グーグルドライブ」などのサービスを提供したい考えだ。

 関係者の一人によれば、交渉は2018年の早い時期に始まり、グーグルは3月後半に提携先候補を3社に絞り込んだ。現時点では米中の貿易をめぐる緊張がこの取り組みに影を落としており、計画が進展するかは不透明だという。

 グーグルの計画は、中国で昨年6月に施行されたサイバーセキュリティー法規制に対応した措置とみられる。同規制では中国国内で収集したデータを国内で保管するよう義務づけており、中国本土にデータセンターを設置していないグーグルは現地企業との提携が必要となる。

 テンセントやインスパーといった中国IT大手との提携により、グーグルが目指す中国市場への復帰に弾みがつく可能性がある。提携により、アマゾン・コムやマイクロソフトといった米ライバル企業だけでなく、電子商取引大手アリババグループなど現地企業との競争力を高めることができる。

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