JeSU、アジア大会への壮行会開催 eスポーツの理解・普及に課題 JOCの公式選手団には入れず

eスポーツ競技日本代表選手壮行会。左から日本eスポーツ連合の岡村秀樹会長、杉村直紀さん、相原翼さん、赤坂哲郎さん=9日、東京都千代田区(早坂洋祐)
eスポーツ競技日本代表選手壮行会。左から日本eスポーツ連合の岡村秀樹会長、杉村直紀さん、相原翼さん、赤坂哲郎さん=9日、東京都千代田区(早坂洋祐)【拡大】

  • 千葉市の幕張メッセで開かれた「eスポーツ」の大会=2月

 日本eスポーツ連合(JeSU)は9日、18日から開催されるジャカルタ・アジア大会に出場するeスポーツ競技の日本代表選手の壮行会を開いた。eスポーツは2022年の中国・杭州アジア大会での正式競技採用が決まっており、今大会は公開競技として実施される。JeSUは日本でのeスポーツ普及を目指しているが、イメージアップに向けた課題も残っている。

 ジャカルタ大会ではサッカーゲームのウイニングイレブンやカードゲームのハースストーンなど6種目が採用されている。日本代表は3人で、いずれも10代から20代の若者だ。高校生の相原翼さんは「ユニホームを着て、大会が近づいたと実感した。eスポーツの魅力を伝えたい」と話す。

 ただ、eスポーツの日本代表は日本オリンピック委員会(JOC)が認定する日本代表選手団には含まれていない。JeSUの会長を務めるセガホールディングスの岡村秀樹社長は「理解を得られるように努力しないといけない。国際的な大会を通じて実績を残す」とJOCへの加入を目指す姿勢を示す。

 海外では億円単位の賞金が出るほど、eスポーツは盛り上がりを見せる。一方、世界保健機関(WHO)が6月、ゲーム依存症を疾患として認定し、業界団体が対応に乗り出すなど、ゲームがもたらす問題点にも注目が集まる。eスポーツで出遅れた日本は“お家芸”としてきたゲームの健全性を確保できるかが試されている。