東芝4~6月期の売上高、営業益ともに減少 最終益は最高更新

東芝の平成30年4~6月期決算を説明する平田政善専務=8日、東京都港区
東芝の平成30年4~6月期決算を説明する平田政善専務=8日、東京都港区【拡大】

 東芝が8日発表した2018年4~6月期連結決算は、相次ぐ事業売却により売上高が前年同期比7.3%減の8422億円、本業のもうけを示す営業利益は94.5%減の7億円にとどまった。

 最終利益は1兆167億円。半導体子会社だった東芝メモリの売却が6月に完了して約9700億円の売却益が加わったため、前年同期(503億円)の20倍に膨らみ、四半期として過去最高を更新した。ただ通期の営業利益を前期比9.3%増の700億円とした当初予想は据え置いた。事業ごとに基礎的収益力の向上を目指す改革計画「ネクストプラン」は、11月中に公表する。

 業績予想の据え置きに関し、平田政善専務は「コスト削減効果や、年度後半の官公庁からの受注で利益上積みが見込まれる」と説明。ネクストプランは「年内の発表予定を早め、大胆に実行していく」と強調した。また、株主還元に向けた約7000億円の自社株買い方針についても「(規制をクリアしながら)可能な限り早く行う」と述べた。