ヤマハ発、最終利益6.3%減 6月中間 為替差損や原材料で圧迫

中間決算について説明するヤマハ発動機の日高祥博社長=8日、東京都千代田区
中間決算について説明するヤマハ発動機の日高祥博社長=8日、東京都千代田区【拡大】

 ヤマハ発動機が8日発表した2018年6月中間連結決算によると、売上高は前年同期比2.8%増の8513億円、最終利益は6.3%減の569億円の増収減益だった。主力の二輪車販売が順調に推移したが、新興国通貨安による為替差損や原材料費の上昇が利益を圧迫した。

 二輪車事業は稼ぎ頭の東南アジアで利幅の大きい高価格帯モデルの需要が高まり、インドネシアやタイなどで売上高が増加した。

 ただ、円高などによる為替差損15億円に加え、原材料費や研究開発費の増加も利益を押し下げ、営業利益は0.1%増の822億円にとどまった。18年12月期の通期業績予想は据え置いた。

 東京都内で開いた決算会見で、日高祥博社長は米中の貿易摩擦の影響について言及。同社が中国で生産する小型エンジンが、トランプ米政権の追加関税の対象となり、「下半期に1億円未満の減益要因となる」との見通しを示した。

 また、欧州とカナダが米国製品に報復関税を課す動きについても、同社の米国で生産するボートの輸出に響き、来期以降に10億円未満の減益要因となる。