社交的空間へ富裕層お迎え UBS、新オフィスにジュースバー

 スイス最大の銀行UBSグループは、ニュージャージー州ウィホーケンにあるウェルスマネジメント(富裕層向け資産運用)部門のオフィスを改装する。同オフィスは築30年と古く、富裕層を迎えるためには新鮮な装いが必要だと判断した。シェアオフィスの運営会社である米ウィーワークと契約した。同社はジュースバーや瞑想(めいそう)ルーム、もっと多くの緑が必要だという明確なビジョンを提示した。

 ウィーワークは、大企業に不動産や設計、オフィス管理のノウハウを提供する「パワード・バイ・ウィー」を昨年設立。UBSとの契約は売り上げベースでこれまでで最も大きい。ウィーワークにとっては、コストのかかるオフィスリースを引き受ける必要が減り、顧客が既に入居しているスペースの改装や運営を支援することが可能になる。

 UBSのスペースの改装工事は来年半ばに始まる予定。両社は契約の条件に関するコメントを控えている。

 UBSは、富裕層顧客のために投資判断を行う行員らにとって、職場をもっと社交的なものにするというウィーワークの約束に関心を持った。グローバル・ウェルスマネジメント共同社長のトム・ナラティル氏は「皆が一緒に利用する雰囲気づくりのために何ができるだろうか。ややばかげて聞こえるので『仕事を面白くする』とは言いたくないが、もっと楽しい経験ができる場所にするような何かだ」と語った。

 UBSオフィスの現在のエントランスは、顧客と行員が多くの場合、別々のエレベーターを使い、建物の異なるエリアを占めるというつくりだが、ウィーワークは階段を新たに設置し、顧客が行員と一緒に2階に上がれるプランを提案している。2階にはジュースバーのほか、バリスタがサービスするコーヒースタンドを備えるという。(ブルームバーグ Ellen Huet)