製紙3社、最終益が大幅増 4~6月期 日本製紙は赤字転落

 製紙大手4社の2018年4~6月期連結決算が9日までに出そろった。最大手の王子ホールディングスなど3社が最終利益を前年同期比で大幅に増加させた。売上高は全社が増やした。製品の値上げや海外事業の好調が寄与した。新聞・広告の需要減や原燃料の高騰に苦しんできたが、一息ついた形だ。

 王子の最終利益は約3.1倍の172億円だった。値上げに加え、中国や東南アジアで紙おむつの販売やパルプ事業が伸びた。レンゴーは最終利益が約1.9倍の65億円。大王製紙も約2.2倍の17億円となった。

 日本製紙は最終損益が前年同期の55億円の黒字から65億円の赤字に転落した。業績不振で北海道や静岡県にある新聞用紙などの生産設備の停止を決め、関連費用を特別損失として計上した。