第一生命、豪生保を525億円で買収へ 900万人の顧客基盤活用

 第一生命ホールディングス(HD)は9日、オーストラリアの金融グループ、サンコープの生命保険部門を、現地子会社を通じ約525億円で買収すると発表した。同グループの約900万人の顧客基盤を活用し、自社商品の販売に利用したい考えだ。

 サンコープは損保や銀行の複合企業。第一生命は現地子会社の保険商品を20年間、サンコープの銀行などで販売する契約を結び、営業力向上を狙う。今月末までに最終合意し、年内に全株式を取得する予定。第一生命は2015年に約5750億円で米中堅生保プロテクティブ生命を買収するなど海外事業に積極的だ。

 豪州は、先進国の中では生命保険への加入率が低いことや、人口増に伴う経済成長も見込まれるため、日本の生命保険会社の進出が活発となっている。