明星大学の教育理念を具現化する教育プログラム「自立と体験」 -- 全国から注目を集める全学的な取り組み

 明星(めいせい)大学(東京都日野市)では開学当初より、創立者「児玉九十(こだまくじゅう)」が提唱した「実践躬行」の精神に基づく体験教育を教育の柱に据え、「知識は実践に反映されることでより深まる」という信念のもと、体験学習のプロセスを繰り返しながら学ぶ姿勢を重視し、生涯につながる学びを意識した教育プログラムを構築している。中でも特徴的なのが、1年生から3年生まで内容に連続性を持たせ、入学から卒業までの成長をサポートする教育プログラム「自立と体験」。日本高等教育開発協会(JAED)の2014年「Good Teaching Award」を受賞するなど大学全体の取り組みとして成功を収めており、他大学からも注目を集めている。

 ■「自立と体験1」
 1年次の全学部共通の必修科目として2010年度入学生よりスタート。「明星教育センター」が中心となって授業運営をとりまとめ、教員研修から教材編集まで授業に関わるさまざま業務を行っている。

 この授業では、2,000人以上の新入生を学部・学科の枠を超えて約70のクラスに分け、学生と教員の距離が近く、密度の濃い少人数でのアクティブ・ラーニング型授業を行っている。入学後すぐの自己実現の最初の一歩として、自分を理解し、大学生活を通しての自己の目標を見つけることを狙いとしている。授業を通して意識や意見の違う他学部の学生とふれあうことが、後の大学生活における大きな活力を生み出していく。

 「自立と体験1」の大きな特徴は、担当教員を全学部の教員から選出し、自学部の学生のみならず全ての学部学科の学生に対して授業を行うこと、そして2年生以上の100名近い上級生がSA(スチューデントアシスタント)として参加し、学生をサポートするということ。また、学長をはじめとした全学的な取り組みとして行われており、教育関係の機関誌に取り上げられるなど、大学での学びを深める授業として全国的に注目されている。公開授業には多くの来場者があり、2014年には『教育学術新聞』(日本私立大学協会)の企画「教授法が大学を変える」に選出されたほか、日本高等教育開発協会(JAED)の「Good Teaching Award」を受賞した。

 同大では「学生数が8,500人規模の総合大学が、その教育目標を体現するために、全学的な取り組みを行っていることは、まさに『明星教育の具現化』であり、これこそが、本学のめざすべき教育」だと考えている。

 ■「自立と体験2・3・4」
 「自立と体験」は初年次教育としてだけではなく、入学から卒業までの成長をサポートするプログラム。「自立と体験2」では「学科生としての自己実現の第一歩」として、それぞれの学科の特長を生かした体験授業を実施している。
 2年次以降の自由科目である「自立と体験3・4」では、社会における身近な問題をテーマとしてとりあげ、ジョブインタビューなどを通して、さらなる自己理解につなげている。キャリア教育プログラムとして、社会人基礎力(「自立と体験3」)や就職力(「同4」)を身につけるとともに、自己理解や社会と自己との関係を考えるきっかけとなることを狙いとしている。

 また、学部を越えて担当する教員間での授業のふり返りなども行われており、このプログラムの経験が、各学部での教育につながる新たな「学び」や「ヒント」を教員に与えていることも隠れた付加価値となっている。同大の全教職員と学生が一体となって取り組む教育の機会と言える。

 同大では一方的ではない体験学習を通して、振り返り、考え、また次の体験につなげるという経験学習のプロセスを大切にしており、「教育の明星大学」として、変わらぬ教育理念を持ち続けながらも、時代にあわせて、常に、学生が生涯にわたって学び続けられる姿勢、自己実現へのサポートをする機会を提供することが使命であると考えている。

 (参考)
明星教育センター
https://www.meisei-u.ac.jp/facilities/mec/mec_index.html

体験教育(自立と体験)
https://www.meisei-u.ac.jp/about/taiken.html

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