18年産コメ作況、全国で「やや良」 米穀データバンク

 コメ市況調査会社の米穀データバンクは、2018年産のコメ(水稲)の作況指数(平年=100)が、全国で102の「やや良」になるとの予測を発表した。西日本豪雨や台風など7月末までの災害や天候不順も加味したが、コメ作りを大きく左右する日照は確保されて生育は順調なため、猛暑も含め影響は限定的と分析した。

 都道府県別では、作況指数が102~105のやや良は宮城や新潟、福岡など28府県となった。99~101の「平年並み」は北海道や秋田、兵庫など19都道県だった。106以上の「良」や95~98の「やや不良」、94以下の「不良」はなかった。西日本豪雨の関係地では、被害の大きかった岡山、広島、愛媛の3県はいずれも101で平年並みだった。土砂が流入した被害などを考慮したが、米穀データバンクの担当者は「全県からすると影響は一部にとどまる」と説明した。

 18年産は国の生産調整(減反)が廃止となって最初の年となる。主食用米の作付面積は138万3000ヘクタールで前年比0.9%増にとどまった。コメの値崩れを警戒して、作付けを増やす動きは小幅だったとみられる。主食用米の予想収穫量は前年比2.2%増の746万6000トンを見通した。