日本I-Pulse パルスパワーで社会課題を解決 (2/3ページ)

片瀬裕文・日本I-Pulse社長兼CEO(最高経営責任者)
片瀬裕文・日本I-Pulse社長兼CEO(最高経営責任者)【拡大】

 --実用化の事例は

 「米アイパルスのロバート・フリードランド会長は、カナダの証券市場に上場する資源開発会社アイバンホー・マインズの創業者であり、世界最大級の銅・金鉱山オユトルゴイの探鉱でパルスパワー技術を活用した実績があり、同技術を使う資源開発会社も傘下に持つ。世界の名だたる資源大手の探鉱で実績のある人材が集まる、いわばドリームチーム。同技術で埋蔵量を確認後、優良な権益を選別して出資しており、日本の鉱山会社や大手商社とパートナーシップを発展させたい。今後はEV向けに銅、コバルト、ニッケルといった原材料の需給逼迫(ひっぱく)が予想され、安定供給に貢献したい」

 金属加工、低コストで

 --他分野の技術応用は

 「もう一つの応用分野は金属加工で、複雑な形の製品を短期間で量産でき、コストも大幅に削減できる。金型成形に近いが、金型成形では形によっては金属が裂けてしまうなどの欠点があった。パルスパワーは瞬間的に電気を流すと金属が粘塑性と呼ばれる液体と同じ性質になり、加工ができる。従来不可能だったアルミと鉄やチタンとの溶接も可能だ。EVの軽量化は新素材の活用が鍵を握る。欧米では、当社の技術で生産した自動車部品は年間100万個以上の販売実績がある。イタリアのスーパーカー、ランボルギーニの車体デザインのほか、エアバスグループのヘリコプターの基幹部品にも採用されている」

日本企業との連携は