【eco最前線を聞く】太陽光パネル異常、1枚ずつ自動検知 ヒラソル・エナジーの李氏に聞く (1/3ページ)

ヒラソル・エナジーの太陽光パネル異常検知システム(同社提供)
ヒラソル・エナジーの太陽光パネル異常検知システム(同社提供)【拡大】

 環境分野で活躍するスタートアップ(創業初期)のベンチャー企業が活躍の場を広げつつある。東大発ベンチャー、ヒラソル・エナジー(東京都文京区)は、同大大学院情報理工学系研究科の江崎・落合研究室の研究成果を活用し、太陽光パネルの異常検知の自動化技術の開発を進めている。同社の李旻社長に開発の経緯や今後の戦略などを聞いた。

 電流とともに情報伝達

 --江崎・落合研究室の研究成果とは

 「簡単に言えば、電力線を使った通信技術。電気の流れとともに情報も一緒に流そうというもの。この技術を太陽光パネルの異常検知の自動化に役立てられないかと考えた」

 --具体的には

 「太陽光発電所向けのIoTプラットフォーム『PPLC-PV』と称している。太陽光パネルの一枚一枚に、電流や電圧、温度などを計測するセンサーを組み込んだ通信装置を取り付ける。それを、太陽光発電で作られた電気を家庭などの環境で使用できるように変換する『パワーコンディショナー』の前に置かれる専用の装置でデータを集約。そのデータをクラウド上に載せることで、遠隔で太陽光パネルの稼働状況を把握する」

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