ウォルマート、中国外での化粧品生産要請 仕入れ関税リスク緩和 (1/2ページ)

米ニュージャージー州にあるウォルマートの店舗(ブルームバーグ)
米ニュージャージー州にあるウォルマートの店舗(ブルームバーグ)【拡大】

 小売り世界最大手の米ウォルマートが、トランプ政権による対中関税の影響緩和策として、化粧品の仕入れ元に対し、中国以外への生産移管を検討するよう要請したことが分かった。

 ブルームバーグが入手したウォルマートの電子メールによれば、同社の購買部門は化粧品仕入れ元の一部に今月7日付で送った文書の中で、中国以外の地域に生産設備を所有しているか、そうでない場合は生産能力を拡大するために投資を検討するかを尋ねた。

 ウォルマートは同文書で米政府による新たな対中関税リストに多くの化粧品類が含まれると説明。中国製の口紅やシャンプーなどが追加関税で打撃を受ける。

 ウォルマート広報担当者、ランディ・ハーグローブ氏は「わが社は関税をめぐる議論を注視し、特に関税がエスカレートする可能性があることを勘案し影響の緩和策を積極的に検討している」「緩和策の一つは、われわれの仕入れ先が行っていることと、計画や代替案を把握することだ」などと述べた。

 米政府による対中関税の影響を軽減するため、多くの小売業者が値上げや生産移管などの措置を実施している。ウォルマートの広範なサプライチェーン(調達・供給網)は全世界で10万以上の仕入れ元で構成され、同社も米国内での調達を増やすなど対策を急いでいる。

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