アマゾン対抗策に孫正義氏も納得 「選別3ドル商品」の米企業が270億円調達 (1/2ページ)

ブランドレスの創業者、シャーキー氏(左)とレフラー氏(ブランドレス提供)
ブランドレスの創業者、シャーキー氏(左)とレフラー氏(ブランドレス提供)【拡大】

  • ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長

 ソフトバンク・グループの孫正義最高経営責任者(CEO)を価格の安さで驚かせることは難しいが、米新興企業ブランドレスは今春のミーティングで同氏をやや仰天させた。

 ブランドレスの創業者らは孫氏に対し、エキストラバージンオリーブオイルからカーボンスチール製アイラッシュカーラーに至るまで、同氏がテーブルから手に取った全ての商品がたった3ドルだと保証した。安さの秘訣(ひけつ)は、販売する全ての商品が自社ブランドであることだ。

 日本の「無印良品」に触発されたブランドレスは、ウェブサイトで約300種類の商品を販売する。その全てが家庭の定番商品で、大半の価格は3ドルだ。商品にはオーガニックのパスタソースなど高級そうな製品も含まれるが、大抵はアマゾン・コムなどで販売されている同等の商品よりも低価格だ。

 アマゾンに対抗するのは自殺行為のように思えるかもしれないが、ブランドレスのうたい文句は、孫氏を納得させるのに十分だった。ブランドレスは7月31日、ソフトバンクの「ビジョン・ファンド」がブランドレスに2億4000万ドル(約270億円)出資したと発表した。同社の企業価値は5億ドル強と評価された。

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