アリババ増収、新事業が牽引 4~6月期 投資コストかさみ減益 (1/2ページ)

 中国の電子商取引最大手、アリババグループが23日発表した4~6月期(第1四半期)決算は、過去4年余りで最も速いペースでの成長となった。クラウドコンピューティングから娯楽に至る分野への投資によって新たな収入源を確保したことが寄与し、高収益事業の減速などを補った。

 4~6月期の売上高は前年同期比61%増の809億元(約1兆3300億円)で、アナリスト予想平均と一致した。半面、企業買収や傘下のスーパーマーケットチェーン「盒馬(フーマー)鮮生」の拡大に向けた費用が膨らみ、利益面を圧迫した。調整後利益は1株当たり8.04元で、市場予想の8.19元に届かなかった。

 最終利益は41%減の87億元と大幅な減益だった。これは系列金融会社アント・ファイナンシャル(●蟻金融服務集団)従業員への株式支給に伴う支出を考慮したベースで、市場予想の76億元は上回った。

 アリババの馬雲(ジャック・マー)会長が進める投資拡大により、中国経済の減速などによる影響を回避することができた。一方で、テンセントやJDドットコム(京東)といったライバルとの競争で顧客管理事業など高収益事業の利益が圧迫された。今期の顧客管理事業の売上高は前年同期比26%増で、1~3月期(第4四半期)の35%の伸びを下回った。

続きを読む