トヨタ自動車チーフエンジニア・小西良樹さん【拡大】
□トヨタ自動車チーフエンジニア・小西良樹さん(51)
--6月下旬に発売された新型の小型車「カローラスポーツ」の開発責任者を務めた
「カローラという大切なブランドを、いま一度再構築しようという思いで開発した。その中で、車本来の走る楽しさと、新しいコネクテッドカー(インターネットでつながる車)機能の2つを重要視した」
--コネクテッドカーの必要性とは
「スマートフォンが便利な社会をつくり、新しい価値を生み出した。他の製品に比べてこの分野で遅れている車でも、打ち出すべきアイテムの一つだ」
--昔と変わらないカローラの価値は
「世界のお客の声を聞くと、『コンパクトで扱いやすい』『壊れない』『信頼性がある』『実用的だ』と評価されている。基本となる安心・安全の機能をしっかりと持ち、そこに時代のニーズに合わせた価値を付加してきたのが、カローラのDNAだ」
--開発するに当たり、参考とした車は
「『ゴルフ』(独フォルクスワーゲン)、『シビック』(ホンダ)、『アクセラ』(マツダ)といった良い車を勉強しながら車づくりをした」