中国の旧工業基地、遼寧省に国内外から巨額の投資が流入

 中国の旧工業基地、遼寧省に国内外から巨額の投資が流入

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 【瀋陽(中国)2018年8月31日新華社=共同通信JBN】「Top 500 Summit for China's Private Enterprises(中国民間企業トップ500社サミット)」のため1000近くの企業が8月末、瀋陽に集結した。遼寧省党委員会によると、ファーウェイ、Suning、Evergrande、MI、FOSUNを含む有名な中国の民間企業がサミットに積極的に参加した。サミットはまた、米国のボーイング、オラクル、Visa、オランダのING Bank、インドステイト銀行およびその他の国際企業から大きな注目と関心を引き付けた。中国の旧工業基地として、遼寧省は再び国内外の投資家の注目を集めている。

 サミット期間中、「Private Enterprises Boost Liaoning High-quality Development Conference(民間企業推進遼寧高品質発展会議)」で 76のプロジェクトの調印式が行われた。これらのプロジェクトの契約総額は3000億元だった。これらのプロジェクトの中には、投資額が100億元を超す大型案件が10以上含まれた。Changjiang & Jinggong Steel Building(Group)Co. Ltd.戦略投資部門ゼネラルマネジャーのワン・シャオチュン氏は、遼寧省は強固な工業基盤と明らかな地域的な優位性を持っていると述べた。中国東北部の戦略の展開によって、遼寧省は投資家に潤沢な機会をもたらすことになろう。

 遼寧省はかつて新しい中国の発展に多大な貢献をし、現在も重要な国家先進的設備製造業基地である。同省は現在も航空、機械、自動車、エレクトロニクス、オートメーションにおいて大きな優位性を持つ。遼寧省は、市場経済発展の前の数年間には国有企業の改革と離脱の困難を目の当たりにし、また経済成長の痛みも経験し、かつては(経済成長率が)全国の省で最下位だった。

 近年、国家の開発戦略に従い、遼寧省は新しい開発概念を常に実践してきており、近代経済システムの構築に重点を置き、革新的開発を特徴とする全面的な活性化への道に乗り出した。昨年以来、遼寧省の経済動向は全体的に良好である。今年上半期、同省のGDP(省内総生産)は5.5%増、固定資産投資は12%増、外国資本の実利用は14%増となり、国内資本の導入は36%増加した。経済発展の質と効率はさらに改善された。一方、遼寧省はビジネス環境の向上も重点的に取り組んでおり、全国で初めてビジネス環境の最適化に関する規制を発表した。さらに同省は、生態系環境の継続的な美化と、全体的な発展に向けた良好な環境の創出を重視している。

 近年には、Dalian Development Zone(大連開発区)、 China and Germany (Shenyang) High-end Equipment Manufacturing Industrial Park(中独(瀋陽)ハイエンド設備製造産業園)、Liaoning Free Trade Pilot Zone(遼寧自由貿易試験区)を含む多数の開発区が遼寧省内に構築された。これらの開発区は国内および外国企業が遼寧省で投資し協力する機会を提供する上で積極的な役割を果たしており、これは投資家の一層の発展につながる。現在、世界のトップ企業500社のうち190社が遼寧省に投資している。

 シスコ大中国圏のメン・ホンシア副社長は「大連での当社のビジネスは過去10年間に大きな前進を遂げた」と述べた。オラクルの中国カスタマーサービス担当上級副社長のフー・イン氏は「遼寧省でより多くの機会を創出し、より多くの中国の国有企業および民間企業の発展を支援したい」と語った。

 サミット期間中、唐一軍遼寧省長は、遼寧省は中国東北部において独自の地理的優位性を持つと述べた。「一帯一路」構築の重要な中継地として、遼寧省は中国東北部を背にして環渤海経済圏(Bohai rim)に隣接し、北東アジアに開け、また活気と活力に満ちている。

 唐一軍省長は「遼寧省は、最良の政策、最良のサービスおよび最高の効率性をすべての企業家に提供する。われわれはすべての企業家が快適な投資、安定した企業活動および快適な生活を享受できるようはからう」と述べた。

 ソース:Liaoning Provincial Party Committee