伊藤忠、中国のEV技術2社に出資

 伊藤忠商事は、電気自動車(EV)や次世代モビリティー技術で先行する中国のEV技術関連メーカー2社にそれぞれ数億円を出資する。EVスタートアップメーカーの奇点汽車(上海市)には近く数億円を出資する。奇点は年内にもEV乗用車の量産モデルを販売する計画で、人工知能(AI)を活用したアプリケーション開発が強み。コネクテッドカー(つながる車)の技術を使い運転者の体調や顔色を読み取って車内の照明を調整するなど新機能やサービスを開発しており、共同で次世代ビジネスを探る。また、EV商用車レンタルで中国最大の地上鉄(深セン市)には数億円を出資。中国都市部では今後、環境規制強化から商用車のEV化が進むとみられ、日系運輸事業者などへの採用を売り込む。EVの蓄電池再利用やAI技術を活用した仮想発電所技術の実用化にもつなげ、既存事業との相乗効果を図る。