ナイキ、「起立拒否」広告塔でプラス オンライン販売が急増 (1/2ページ)

 米スポーツ用品大手ナイキがナショナル・プロフットボールリーグ(NFL)サンフランシスコ・49ersの元クオーターバック(QB)、コリン・キャパニック選手を広告に起用したことで、同社の衣料・シューズのオンライン販売が急増している。

6日、米ニューヨーク市内のビルに掲げられたキャパニック選手を起用したナイキの広告(AP)

6日、米ニューヨーク市内のビルに掲げられたキャパニック選手を起用したナイキの広告(AP)

 キャパニック選手を起用したナイキの広告は祝日だった3日午後にスタートし、直後から著名人や顧客らの間で賛否両論を呼んだ。200余りのオンライン業者の領収書データを集計する調査会社エジソン・トレンズによると、2~5日の注文は27%増加した。前年同期は2%減だった。

 キャパニック選手は人種差別に抗議し、試合前の国歌斉唱中に起立を拒否してひざまずき、大きな議論を呼んだ。トランプ米大統領は7日午前、ツイッターで「ナイキは何を考えているんだ」と批判した。

 ナイキは今回の広告戦略について、マイナスよりプラスの効果が大きいと確信している。同社顧客の3分の2は35歳未満で、人種的にも多様。また、同社は都市部により軸足を置く方針で、販売増はキャパニック選手の行動への支持が大きいことを示唆している。

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