野村HD、リーマン・ショック後凍結の自己投資を10年ぶりに再開 (1/2ページ)

 野村ホールディングス(HD)は10日、自己資金で企業の株式を取得して経営支援に乗り出す事業を再開し、2018年度内に地方の有力企業から投資先を選定する方針を明らかにした。新規の投資は08年のリーマン・ショック後に凍結して以来、約10年ぶり。収益拡大とともに地域活性化を目指し、地元の銀行との連携も検討する。

自己投資を10年ぶりに再開する野村HDの本社=東京(ブルームバーグ)

自己投資を10年ぶりに再開する野村HDの本社=東京(ブルームバーグ)

 地域で中核となっている企業を対象に、1社当たり100億円程度を投じて株式の過半数を取得。数年かけて企業価値の向上に取り組み、株式上場などで利益を狙う。今年4月下旬に総額1000億円のファンドを設立し、製造業や流通業など幅広い業種から投資先を絞り込む作業を進めている。

 野村HDは00~08年に、大型リゾート施設のハウステンボス(長崎県佐世保市)、外食チェーンのすかいらーくといった大手企業を中心に投資実績がある。金融危機に伴い新規の投資を取りやめたが、成長の頭打ちや後継者不足など地方企業が抱える課題の解決を新たな商機と捉え、再び収益の柱に育てる考えだ。

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