着服した現金を支店裏口で息子に手渡し JAの53歳元女性係長と22歳息子を逮捕

 JAとうかつ中央(千葉県松戸市)の松戸南支店に勤務する女性係長が、同支店の金庫に保管してあった現金計9633万円を着服していた問題で、県警松戸署は11日、窃盗の疑いで元同支店出納係長の松永かおり容疑者(53)=同市六高台=を、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)の疑いで息子で自称無職の西弘樹容疑者(22)をそれぞれ逮捕した。松永容疑者は「息子のためにやった」、西容疑者は「自分で使ったり、人に渡したりした」などと容疑を認めている。

 松永容疑者の逮捕容疑は6月15日午後0時35分ごろ、同支店内にある出納機から現金700万円を盗んだとしている。西容疑者の逮捕容疑は同日午後3時40分ごろ、盗んだ金と知りながら、松永容疑者から700万円を同支店の裏口で受け取ったとしている。

 JAなどによると、松永容疑者は平成26年4月から出納係を務めていたが、今年6月18日の抜き打ち調査で着服が発覚。聞き取り調査に対し、現金計9633万円を着服したことを認めたため、JAでは6月に松永容疑者を懲戒解雇にするとともに8月に同署に被害届を提出していた。

 同署は両容疑者が昨年7月ごろから犯行を繰り返していたとみて余罪を追及し、事件の全容解明を進める方針。