関空、輸送機能の回復不透明 台風21号被害1週間 運航再開2割弱 (1/2ページ)

 台風21号による浸水と連絡橋の破損で関西国際空港が一時全面閉鎖してから11日で1週間となった。大半の航空会社が使用する第1ターミナルの機能停止が続き、被災を免れた第2ターミナルのみで一部の運航を再開しているが、発着便数は従来の2割弱にとどまる。第1ターミナルの暫定的な運用が週内に始まる見通しで、大阪(伊丹)、神戸両空港への発着便振り分けの調整も進むが、関西の拠点空港が担ってきた輸送機能がどこまで回復するか不透明だ。

台風21号の被害から1週間を迎えた関西国際空港。中央は第1ターミナルビル=11日午前

台風21号の被害から1週間を迎えた関西国際空港。中央は第1ターミナルビル=11日午前

 運営会社の関西エアポートによると、関空の貨物と旅客を含めた2017年度の発着便数は国際線が1日平均379便、国内線が同136便の計515便で、日本を含む25カ国・地域の航空会社約70社が就航。大半が第1ターミナルを使用していた。

 第2ターミナルは格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションと中国の春秋航空が使用しており、複数社が7日以降、「間借り」運航するが、11日の発着は計97便にとどまる。日本航空は羽田往復の2便のみで、担当者は「設備や安全面を総合考慮し、慎重に判断した結果」と話す。

続きを読む