【フロントランナー 地域金融】みずほ信託銀行の信託業務支援の取り組み(1)

みずほ信託の外観。地銀に信託基盤とツールを提供し、地方の信託ニーズを取り込む(同社提供)
みずほ信託の外観。地銀に信託基盤とツールを提供し、地方の信託ニーズを取り込む(同社提供)【拡大】

 ■地銀の顧客に対応、商品を提供

 多くの高齢者の顧客がいる地域金融機関にとって、認知症による資産凍結・相続預金流出といったリスクに対応する信託の重要性は年々高まっている。金融機関の中には民事信託にかかるアドバイスなどを行うと同時に、商事信託を取り扱うための信託業免許取得、信託代理店契約を進めているところもある。

 こうした環境下で、地域金融機関による信託商品・サービス提供のバックアップに取り組んでいるのがみずほ信託銀行だ。

 同行の「信託フロンティア開発部」は、2016年に信託代理店にかかる新たなスキームを発案。以降、信託業務に関わるさまざまなコンテンツ提供を視野に入れた営業戦略を展開してきている。

 信託フロンティア開発部は、「信託プロダクツ・開発本部」の一部門として活動する、みずほ信託銀行の新商品・サービス開発における中核セクションだ。

 みずほ信託銀行では、不動産・年金・証券代行など業務分野別に担当本部が設置されており、商品・サービス開発も基本的に各業務本部が担当している。これに対して、信託フロンティア開発部は特定の業務分野におさまらず、業務分野が複数にまたがる内容やみずほフィナンシャルグループ内で連携が求められるような内容などの商品・サービス開発を手掛ける。いわば商品開発のハブ役のような存在だ。

 名称に「フロンティア」とあるように、未開拓のビジネスチャンスを模索するミッションも担う信託フロンティア開発部。その活動の一環として進めてきたのが、地方銀行の地域の顧客への信託商品の提供だ。信託代理店契約を通して地方銀行の顧客のニーズに対応した。

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 (編集協力)近代セールス kindai-sales.co.jp