【スポーツbiz】全米テニスで快挙、大坂なおみの可能性 スポンサーも期待 (1/3ページ)

 女子テニス、大坂なおみの全米オープン・シングルスの優勝。日本の選手が初めて挑戦した1916年以来、長い年月の末にようやく手にした初の4大タイトルである。

 3歳でテニスを始めた大坂がその頃からあこがれ、「対戦を夢見た」セリーナ・ウィリアムズを6-2、6-4とストレートで倒しての栄光。心から、戴冠をたたえたい。

 その大坂の試合後の姿が心にしみた。優勝が決まった瞬間、そっとサンバイザーのつばを下ろし、流れる涙を隠した。彼女のこれまでが凝縮された一瞬ではなかったか。

 恒例の優勝スピーチでは、手拍子とブーイングが交錯するなか、「みんな彼女(セリーナ)のことを応援していたと思う。こんな終わり方をしてすみません。ただ、試合を見てくれてありがとうございます」。そしてセリーナを向いて深々とお辞儀をして、こう続けた。「プレーをしてくれてありがとう」

全米オープンテニスの女子シングルスで初制覇を果たし、トロフィーにキスする大坂なおみ=8日、ニューヨーク(共同)

全米オープンテニスの女子シングルスで初制覇を果たし、トロフィーにキスする大坂なおみ=8日、ニューヨーク(共同)

 かつて、こんな優勝スピーチがあったろうか。観客に感謝を伝え、対戦相手への尊敬を率直に現した優勝者の言葉は、そう聞かれるものではない。

 そのとき、会場は静まり、そして歓声が沸き起こった。シングルスのツアー72勝、グランドスラムを2003年に成し遂げて、4大タイトル23勝を誇る36歳の「絶対女王」は20歳の新女王を抱きしめ、祝福した。テレビの前ではあったが、いい光景を見せてもらった。

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