【高論卓説】新アイフォーンへの関心が薄れる必然 「より高く売る」最強アップル陰りなし (1/3ページ)

8月にプレス向け内覧会がおこなわれた「Apple京都」、日本でも世界初の“和”デザインの直営店を公開するなど幅広く展開している=8月23日、京都市下京区(寺口純平撮影)
8月にプレス向け内覧会がおこなわれた「Apple京都」、日本でも世界初の“和”デザインの直営店を公開するなど幅広く展開している=8月23日、京都市下京区(寺口純平撮影)【拡大】

 米アップルは12日(米国時間)、カリフォルニア州クパティーノの本社内で、スペシャルイベントを開催する。昨年もこの日にイベントを開催し、新しいiPhone(アイフォーン)と新しいApple Watch(アップルウオッチ)を披露した。

 今回も、3つのアイフォーンと新しいアップルウオッチが発表されるとみられており、事前からリーク合戦が盛んに行われた。リーク情報を総合すると、「有機EL採用のアイフォーンテン」というエポックメーキングな出来事があった1年前と比較すると、それほどの大きな進化は見込まれていない。そのため、静かな発表会になりそうだ。

 しかし、だからといってアップルへの幻滅が広がるわけではない。特に日本と北米におけるアップルのブランド力が圧倒的である。好調な利益を受けて、株価は今年に入ってから順調過ぎるほど上昇を続けており、8月2日には1兆ドル(約110兆円)の大台を突破。史上初の1兆ドル企業は9月10日時点で1兆700億ドルをつけている。後ろからはアマゾン・コムが猛追しており、間もなく時価総額でも逆転されるとみられるが、それでも「世界最強企業」としての存在感に陰りはない。

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