三菱ケミ、機能性樹脂製造 中国・成都に工場建設

 三菱ケミカルホールディングス(HD)傘下の三菱ケミカルは12日、中国・成都市で自動車の内装材料となる機能性樹脂の製造を始めると発表した。数億円を投じて工場を建設、2019年からダッシュボードなどの素材に使う塩化ビニール樹脂(PVC)コンパウンドを生産する。中国国内で需要が拡大しているのに対応する。

 8月末に製造・販売を手掛ける全額出資子会社「菱化功能塑料(成都)」を設立した。工場の敷地面積は7000平方メートルで、当初は年間3500トンを生産。他の樹脂を生産することも検討する。三菱ケミカルにとっては、中国で3カ所目のPVCコンパウンド工場となる。

 三菱ケミカルは、近く自動車用ワイヤや電線の被覆材料に使うPVCコンパウンドを手掛けるインドネシアのメーカーを買収する計画。今秋には医療機器のチューブ向けに強いインドメーカーの事業も買収する。新興国を中心にPVCコンパウンドの需要が拡大すると判断、いち早く増産体制を整える。