リコー、英ベンダーとウイルス検知 小規模事業者向けAI活用

 リコーの販売子会社リコージャパンは12日、ITベンダーの英ソフォスと協業し、従業員10人以下の小規模事業者向けにセキュリティー対策サービスを始めると発表した。ソフォスの人工知能(AI)技術をウイルス検知に活用、リコージャパンの全国サービス網と組み合わせ、導入・設定から検知・駆除、データ復旧まで一手に支援する。

 サービスは「RICOHサイバーセキュリティパック」で、21日から提供する。複数のセキュリティー機能を1台に集約した装置の設置と5年間の保守を合わせ、税別39万8000円。異常時にはリコーのエンジニアが全国約400拠点から駆けつける。

 新サービスは今後2年間に1万社の獲得が目標。オフィスのペーパーレス化で複合機の需要が伸び悩む中、リコーはITサービスも一括提供することで顧客ニーズに対応する考えだ。