【ピックアップ】「パラダイスシティ」新施設オープン

21日にオープンする施設の一つ「プラザ」はイベント型ショッピングモール
21日にオープンする施設の一つ「プラザ」はイベント型ショッピングモール【拡大】

 セガサミーホールディングス(東京都品川区)と韓国のパラダイスグループ(ソウル市)が設立した合弁会社、パラダイス セガサミー(韓国仁川広域市)は、韓国初の統合型リゾート「パラダイスシティ」の1-2期事業として開発を進めてきた各施設を21日にオープンする。

 パラダイスシティは、アジアで成長著しい統合型リゾートの韓国における初の本格的施設として2017年4月に開業。芸術とエンターテインメントの融合である「アートテインメント」を施設全体のコンセプトとして、ホテル、コンベンションホール、カジノをオープンし、施設内のあらゆるところにアート作品を配置した上質な空間と、日本流のおもてなしを取り入れたサービスを提供する。

 今回開業する1-2期開発施設は、床面積11万平方メートルにデザイナーズホテル「アートパラディソ」、プレミアムスパ(温浴施設)「シメル」、北東アジア最大規模のクラブ「クロマ」、芸術の展示空間「パラダイスアートスペース」、イベント型ショッピングモール「プラザ」、最先端撮影スタジオ「スタジオパラダイス」、屋内型ファミリー向けエンターテインメント施設「ワンダーボックス(19年上半期オープン予定)」などで構成されている。

 1-1期開発施設は数々のアート作品に囲まれた施設だったが、1-2期開発施設は特にエンターテインメントに注力。この1-2期開発施設のオープンにより第1期の開発が完了し、パラダイスシティは“癒やし”と“遊び”を1カ所で楽しめる真のアートテインメントリゾートとして完成する。

 パラダイスシティでは1-2期開発施設の開業を記念し、21日以降、新施設各所においてアートテインメントコンテンツを体験できるパーティーを開催するなど、開業関連イベントも多数実施する。

 同リゾートは東アジアの主要都市から4時間以内でアクセスでき、アジア最大規模のハブ空港である仁川国際空港の第1ターミナルから車で3分の場所に立地。ビジネス、プライベートなどあらゆるシーンに対応できる施設機能を有するなか、今回の1-2期開発施設のオープンでより高付加価値のリゾートとして来場者増加が見込まれる。

 パラダイスシティは、これからもアートとエンターテインメントを融合した上質な空間と最高のホスピタリティーで訪れる全ての人々に最高の感動体験を届け、北東アジアの中心的リゾートになることを目指すとしている。