【eco最前線を聞く】ヒートポンプ床暖房で「ZEH」を実現 長谷工コーポレーション (1/3ページ)

千葉県柏市の第1号採用物件「総合地所南柏計画」の完成予想図
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 長谷工コーポレーションは三菱ケミカルインフラテック(東京都中央区)、コロナと共同で、実質的なエネルギー消費をゼロに近づけたZEH(ゼッチ=ゼロ・エネルギー・ハウス)型マンション向けのエアコン付きヒートポンプ床暖房を開発、商品化した。流れる温水量を増やす構造を採用することで、省エネ化を図りながら一般的な床暖房と遜色のない性能を発揮できるようにした。開発に携わった設計部門エンジニアリング事業部第一設備設計室3チームの伊藤健一チーフに聞いた。

 マンションにも新基準

 --ZEHは戸建て住宅が先行しており、政府は2020年までに新築の過半数をZEHにする目標を掲げている。マンションの動向は

 「ZEHは家庭で消費するエネルギーと、太陽光に代表される再生可能エネルギーで創出した分を相殺する。戸建ては屋根に搭載した太陽光パネルを効率的に活用できるので、ZEH化を進めやすい。一方、マンションの屋上にパネルを敷き詰めたとしても1戸当たりのパネル面積は少ないため、エネルギー消費の実質的なゼロを目指すのはなかなか難しい。こうした中、政府が集合住宅でも省エネ化をさらに推進することが必要という考えから、集合住宅向けの基準『ZEH-M』を策定した」

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