CEATECジャパンにローソンが初参加 IoTやAIで新しい買い物提案

昨年の「CEATECJAPAN(シーテック・ジャパン)2017」の風景(納冨康撮影)
昨年の「CEATECJAPAN(シーテック・ジャパン)2017」の風景(納冨康撮影)【拡大】

 家電見本市「CEATEC(シーテック)ジャパン2018」の主催団体は21日、開催内容の概要を発表した。シーテックは家電だけでなくモノのインターネット(IoT)なども含めた総合展示会への脱皮を進めており、今年はコンビニエンスストア大手のローソンや建機大手のコマツなどが初参加。平成28年から3年連続でIoTに関する出展を拡大する。

 ローソンは流通業界として初めての参加で、IoTや人工知能(AI)、ロボットなどを駆使した新しい買い物の方法を提案。コマツは建設現場の安全性や生産性の向上をIoTを組み合わせて紹介する。

 またメガバンクも昨年に続き、ITを活用した金融サービス「フィンテック」に関する展示で参加。三菱UFJフィナンシャル・グループは開発を進める独自の仮想通貨「MUFGコイン」の使い方を披露する。

 主催団体の一つ電子情報技術産業協会(JEITA)の広報担当者は「英、仏のベンチャー企業も参加するなど、海外からの出展も拡大しており、海外との連携もさらに高めたい」と話した。来場者数は16万人を見込む。

 今年のシーテックは10月16日から19日まで、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開かれる。