旭化成、バイオ薬大型買収 1000億円超で選定入り、収益力を強化 (1/2ページ)

 旭化成はヘルスケア部門を強化するため、バイオ医薬品関連分野での企業の合併・買収(M&A)の検討に入った。既に対象企業の絞り込みに入っており、投資額は少なくとも1000億円を超える見通し。景気に左右されにくく、高い利益率が期待できるとみて、大型買収をてこに収益力強化を図る。

 高機能マテリアルズ事業本部長を務める濱井研史常務執行役員がインタビューで明らかにした。具体的には、バイオ医薬品などの効果を高めるために必要な添加剤の製造技術を持つ企業の選定作業を進めている。得意とする素材合成や医薬品開発の知見も生かし事業基盤を拡大する。

 濱井常務は買収規模について「最低でも1000億円は覚悟している」と述べた。製薬会社の事業部門やベンチャー企業なども対象に含める。厳格な品質管理が求められるなど事業参入のハードルは非常に高いとしながらも、「相当安定的な高収益体として会社全体の収益性を押し上げる貢献ができる」と述べた。

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