宇部マクセル、絶縁体増産 リチウム電池需要に対応

 宇部興産とマクセルホールディングスの共同出資会社である宇部マクセル(京都府大山崎町)は25日、リチウムイオン二次電池の主要部材であるセパレーター(絶縁体)を増産すると発表した。宇部興産の堺工場(堺市)内に新たな生産設備を導入、2020年8月に稼働を始める。投資額は非公表。電気自動車(EV)などエコカー向けにリチウム電池の需要が伸びているのに対応する。

 宇部マクセルが増産するセパレーターは乾式と呼ばれるタイプで、車載用に使われる。今回の増産で、セパレーターの年産能力は0.7億平方メートル多い3.2億平方メートルに拡大する。同社は車載用セパレーターで約10%の世界シェアを持ち、21年以降に4億平方メートルまで能力を増強する計画だ。

 宇部マクセルは11年設立で、現在は宇部が51%、残りをマクセルが出資している。7月31日には、宇部のセパレーター事業を宇部マクセルに移管することで合意。今後は堺工場などの設備を宇部マクセルが引き継ぐ一方、宇部は同社に対する出資比率を66%に引き上げる計画だ。