ダイハツ、介護施設の業務支援 最適な送迎計画を自動作成

車いす移動車を背景に介護施設利用客の送迎時間などをスマートフォンで確認するダイハツ工業のデモ=2017年11月、東京都千代田区
車いす移動車を背景に介護施設利用客の送迎時間などをスマートフォンで確認するダイハツ工業のデモ=2017年11月、東京都千代田区【拡大】

 ダイハツ工業は3日、通所介護(デイサービス)施設の利用客を送迎する業務を支援するシステムの販売を10日に始めると発表した。システムの提案を通じて顧客との接点を強化し、軽福祉車両の拡販にもつなげる。

 発売するシステムは、ダイハツが独自開発した「らくぴた送迎」。ダイハツは昨秋から、SOMPOケア(東京)などの介護事業大手や各地の社会福祉法人で実証試験を進めており、各施設で導入効果が確認できたことから事業化した。

 システムを導入する介護業者は、まずインターネットで専用サイトにアクセス。パソコンで施設の利用客や車両の情報を入力するだけで、各利用客の自宅を回って送り迎えするのに最適なルートと送迎時間を自動で作成してくれる。従来1時間かかっていた送迎計画の作成時間を約15分に短縮できるという。

 介護業者が9施設以下で契約した場合のシステム利用料は月3240円から。運転手が持つ専用スマートフォンもレンタル可能で、施設側がスマホに利用客の急なキャンセルを知らせるなどといった連携ができる。

 軽福祉車両市場で約5割のトップシェアを握るダイハツは、軽ベースの福祉車両を6車種用意。2017年度の販売実績は前年度比3%増の6906台と堅調だった。システムの販売を通じ、小回りが利く軽福祉車両の利点も認知させたい考えだ。