昭和の名車並ぶ 栃木・小山で「自慢大会」

「昭和のくるま自慢大会」に日産ダットサンブルーバード1800SSSを出品した石川和男さん=7日、栃木県小山市下国府塚の道の駅思川
「昭和のくるま自慢大会」に日産ダットサンブルーバード1800SSSを出品した石川和男さん=7日、栃木県小山市下国府塚の道の駅思川【拡大】

  • 「昭和のくるま自慢大会」に展示された数々の名車=7日、栃木県小山市下国府塚の道の駅思川
  • 「昭和のくるま自慢大会」に展示された英国製のモーリスマイナー=7日、栃木県小山市下国府塚の道の駅思川

 栃木県小山市下国府塚の道の駅思川で7日、「昭和のくるま自慢大会」が開かれ、懐かしい車や貴重な車が約70台展示された。同市での開催は10回目。今でも公道で走れる車両が大半で、愛好家が自走して会場入り。日産のダットサンやスカイライン、トヨタのクラウン、富士重工業のスバル・レオーネなど昭和の高度経済成長を支えた車や外国車なども並んだ。

 人気の「日産ダットサンブルバード1800SSS」を出品した小山市の会社員、石川和男さん(56)は全日本ダットサン会の副会長。「ダットサンの歴史は日産より古い。丈夫で、舗装道路が少なかった国産車の黎明期(れいめいき)を支え、きびきび走る車」と特徴を説明する。また、昭和50年代に生産された日産シルビア2代目の希少な車を展示した千葉県市川市の男性会社員(49)は「自分で部品を一つ一つ見つけて修理すると、愛情もでてきちゃう」と目を細めた。

 この日は午前中から晴れて日差しも強く、小山市は正午すぎに33度を超える暑さだったが、車の所有者と愛好者らは、エンジンルームをのぞき込みながら熱い名車談義に花を咲かせていた。

 会場には、米テレビドラマ「ナイトライダー」に登場したマシンのレプリカなども特別展示された。