外国人エンジニア派遣、東欧諸国からの採用広げる ヒューマンリソシアが事業強化 (1/2ページ)

ヒューマンリソシアの外国人エンジニアに対するビジネスマナー研修
ヒューマンリソシアの外国人エンジニアに対するビジネスマナー研修【拡大】

 教育事業を核に介護やITなどの事業を展開するヒューマンホールディングス(東京都新宿区)の傘下で、人材事業を手掛けるヒューマンリソシア(同)は、海外で採用する技術エンジニアを増やし、日本企業への派遣事業を強化する。

 人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)の普及など経営のIT化が進む中で、IT業界だけではなく、自動車や全産業でITエンジニアが不足しているのに対応する。

 同社は2016年に外国人エンジニア派遣事業をスタート。派遣したエンジニアは今年9月までの累計で301人に上り、1年前に比べて3倍に増加した。これを20年にはさらに3倍強の1000人まで増やす計画だ。

 外国人は33カ国から採用した実績があり、国別ではタイが58人と最も多く、次いでインド55人、ミャンマー50人、ロシア15人と続く。従来の東南アジアや南アジア、欧州に加え、今後は東欧諸国からの採用を広げる考えだ。外国人技術者に現地で一定程度の日本語教育を実施した上で、ヒューマンリソシアの社員に採用。来日後に、名刺交換の仕方などビジネスマナーや日本語を教え、IT技術者を必要とする企業に派遣する仕組み。

続きを読む