AIスピーカー本格普及へ アマゾンがスマートスピーカー新商品

「アマゾンエコー」シリーズ。新製品の目玉は四角い画面を搭載した「エコーショー」=11日、東京都品川区
「アマゾンエコー」シリーズ。新製品の目玉は四角い画面を搭載した「エコーショー」=11日、東京都品川区【拡大】

 話しかけると人工知能(AI)が応答し、音楽を流したり家電を操作したりするスマートスピーカーの普及が本格化している。アマゾンジャパンは10月末から、四角い画面付きのスピーカーなどの新製品を順次出荷する。アマゾンやLINE(ライン)など各社は、市場拡大に向けスマートフォンのアプリのような役割を果たす「スキル」の開発に企業の参加を働きかけている。(高木克聡)

 アマゾンジャパンは11日、スマートスピーカー「アマゾンエコー」の新製品の説明会を開いた。新製品は既存モデルの性能を向上させたほか、12月に出荷を開始する10・1インチの四角い画面を搭載した「エコーショー」が目玉だ。国内で利用できるスキルは1500以上に増え、食事の出前や旅行チケットの購入などもできるようになる。

 アマゾンジャパンでは7月、円形の画面がついた「エコースポット」の出荷を開始。アレクサビジネス本部の柳田晃嗣本部長は「スポットへの反響が特に大きかった。声だけでは不安だった人も利用している」と話す。

 ネット通販では、過去に購入したものや消費財などの繰り返し購入が中心だったが、画面付き製品の登場で、商品のデザインも確認できるようになり、利用用途は大きく変化しそうだ。

 競合する無料通信アプリのLINEも「クローバ」シリーズに今冬、画面付きの「クローバデスク」をラインアップに加える。LINEが注力するのは、外部企業との連携だ。LINEは7月、一足早く開発者向けにスキルの開発環境を公開。利用できるスキルは約3カ月間で120件以上に急増した。トヨタ自動車との提携でクローバを搭載した車載システムも開発しており、企業の参入合戦からも目が離せない。