関空、貨物9割回復「従来の機能取り戻した」

台風21号の被害から1週間後の関西空港。中央は第1ターミナルビル(共同通信社ヘリから)
台風21号の被害から1週間後の関西空港。中央は第1ターミナルビル(共同通信社ヘリから)【拡大】

 関西空港(大阪府泉佐野市など)を運営する関西エアポートは12日、9月の台風21号による浸水で被害を受けた同空港の国際貨物地区の取り扱い能力が9割の水準まで戻ったことを明らかにした。西尾裕専務執行役員が取材に「(国際貨物は)だいぶ戻ってきた。従来の空港機能は取り戻せたと言える」と語った。

 西尾氏は一方で「浸水した原因究明やこの先の防災計画の策定、事業継続計画(BCP)の再構築など、まだやるべきことがある」と述べた。

 関空が一時閉鎖したことへの同社幹部の経営責任に関し「不可抗力だったと考えている。大きな過失があるとなれば責任を負うべきだが、現時点ではそう理解していない」と話した。

 関西エアは台風による被害額を集計中で、12月発表予定の平成30年9月中間決算に計上するとしている。

 関空には9月30日に台風24号も接近。関西エアは関空で初の計画閉鎖を実施したが、その影響で同日の旅客、貨物便数は通常の約2割にとどまったことも明らかにした。